予算の組み替えは、四半期ではなく月次で

この記事の要点

年度予算を固定したまま運用すると、成果の出ている施策に追加投資ができません。全体の一部を組み替え枠として確保し、月次で配分し直す運用に切り替えます。

年度のはじめに予算を決め、そのとおりに執行する。管理としては正しいのですが、事業を伸ばす場面では不利に働くことがあります。

うまくいっている施策が見つかっても、その施策の予算枠が上限に達していると追加できない。一方で、成果の出ていない施策の枠は残ったまま消化されていく。年度末に振り返ると、伸びる余地を自分で塞いでいたという結果になります。

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組み替え枠を先に切り出す

方法はひとつで、あらかじめ配分しない枠を作っておくことです。

配分しない枠を、はじめに切り出す毎月、誰が、何を見て配分するかを決めてあることが要点です。
年度予算
  • 確定配分(年度で管理)80%
  • 組み替え枠(月次で配分)20%

割合の目安です。検証段階の施策が多いほど、枠を大きく取ります。

割合は事業の性質によりますが、検証段階の施策が多いほど大きく取ります。重要なのは大きさより、「毎月、誰が、何を見て配分するか」を決めてあることです。

配分の判断は、指標を1つに絞る

月次で判断するには、判断材料が少ないほうが機能します。指標を複数見ると、どれを優先するかの議論から始まってしまいます。

  • 獲得を増やす局面 … 一件あたりの獲得費用
  • 収益性を上げる局面 … 回収までの月数
  • 新規領域を試す局面 … 検証が完了したかどうか(金額ではなく進捗)

局面によって指標を変えるのは構いません。ただし、その月に見る指標を先に宣言しておくことです。結果を見てから指標を選ぶと、判断が後付けになります。

減らす側も、同時に決める

追加だけを決める会議は、合計が増えていきます。「どこから移すか」を同じ場で決めると、総額が保たれます。移す先がない場合は、追加しないという判断も残ります。

月次にしても、管理は重くならない

対象は組み替え枠だけです。残りの部分は従来どおり年度で管理します。動かす範囲を限定しておけば、承認の手続きも軽いままにできます。

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